白石 大知さん  立教池袋中学校・高等学校

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私は学部時代、自ら関心があった英文法、言語学、そして英語教育に関する科目を中心に履修しました。英文学科の博識な先生方から吸収した講義や、精読・多読した数々の本・論文から得た知識は、私の当時の英語の基礎力を高め、英語教育の理論・実践にさらなる関心を生み、大学院留学を決意するに至りました。その後、2年半の米国サンフランシスコでの大学院留学(英語教授法専攻)を経て、2011年4月より本校で英語を教えています。

今年度は中学3年生を対象に、文科省検定教科書を用いて総合的な英語力を養う「英語」の授業と、スピーチの発表やエッセイの作成など、アウトプット能力に重点を置いた「Communication」の授業を担当しています。Communicationの授業ではあらかじめ用意された教科書があるわけではなく、生徒の知的好奇心を惹き出すためにどの教材を使い、どのようなアプローチで教えたらよいか、授業担当者がそれぞれ考えることになっています。そのため、担当者の独自性・専門性を前面に出した授業が展開され、学科、そして大学院での学びがベースとなっていることを実感しています。今後も教育者の1人として、学ぶ姿勢を忘れずに教育現場に携わっていきたいと考えています。