国際協力NGOの代表として、学校にも行けず、危険で有害な労働につかざるをえない世界の「児童労働」問題に取り組んでいます。世界に2億1500万人といわれるこの大きな問題をいかに日本の小さな団体が効果的に撤廃・予防に貢献できるかを考え、インドのコットン産業、ガーナのカカオ産業に焦点をあて、現地でプロジェクトを実施し1000人以上が労働をやめ学校に行けるようになりました。また、日本で市民、企業に問題を知らせ、共に解決に向けたアクションをとるよう巻き込むアドボカシー活動をしていますが、最近では森永製菓さんのDARS等チョコレート製品の売上からご寄付をいただく「1チョコfor1スマイル」のパートナー団体として、DARの箱の裏にロゴが刻まれており、多くの人に知っていただく機会となっています。実は私が児童労働問題に関心を持ち始めたのは英文学科在籍中で、アメリカ留学から帰国する途中の旅行で寄ったメキシコでのことでした。卒業論文はジャック・ケルアックの”On the Road”で、がんばって英語で書きましたが先生にとても迷惑をかけたと思います。英文学科からはみ出しがちな私でしたが、そんな私の留学、授業の選択、大学院進学などの節目に後押ししてくれた先生方に感謝しています。