このクラスでは、様々なジャンルのリーディングとリスニングの課題が与えられ、それに基づく内容、語彙、表現などのテストを0限(1限が始まる前の8時15分~9時)に行います。その目的は、単に読む力と聞く力を伸ばすというよりも、英語力全体を底上げすることにあります。これには2つの言語学的根拠があります。ひとつは、インプット仮説と呼ばれるものです。これは、人間は脳の中に言語獲得装置 (Language Acquisition Device) を持って生まれ、理解できる大量のインプットを受けることで、その言語を使う基盤ができるというものです。もうひとつは、「万人に共通する語彙増強法は多読のみ」という研究結果です。英語の特徴は他言語に比べて語彙数がやたらと多く、そのために中級レベルから上級レベルに上がりにくいと言われています。それに対する特効薬として、このプログラムは言語習得の原理に基づいて組まれています。「英語の朝練」に参加することで、英語力は持続的に向上していきます。