卒業論文
必修科目としての卒業論文を作成します。Research Project 1は少人数のゼミ形式で行われ、受講生は論文作成の基礎について指導を受けるとともに、それぞれが自分の論文の全体像をまとめていきます。Research Project 2では、メンター(指導教授)による個人指導を受けながら論文を完成させます。イギリスのオックスフォード大学やケンブリッジ大学で行われているチュートリアル・システムに近いもので、メンターとのやりとりの中で論理的思考や文章作成能力を鍛えていきます。12月半ばに提出した論文は、審査員の審査を受け、1月の口頭試問 (defence) で英語によるプレゼンテーションと審査員との質疑応答を無事通過すると合格と認められます。
ニコラス・ロゲン学術奨励賞
英文学科では、毎年、優れた卒業論文を執筆した学生7〜8名にニコラス・ロゲン学術奨励賞を贈呈しています。
この賞は英文学科の基礎を築かれた故ニコラス・ロゲン(Nicolas Roggen)師を記念して上智大学英文学会が設けたものです。師は英国ケンブリッジ大学で学位をとられたあと、1933年に来日、イエズス会の要職を歴任するほか、20余年にわたり英文学科の主任教授として、日本の学生に英文学の真髄を伝えようと尽力された先生です。
賞は、卒業式の後で行われる学科集会で発表され、授与されます。