課程博士論文に関する内規
- 学位請求のための要件
上智大学学位規程第5条による博士(課程博士)の学位を請求するためには、英語による博士予備論文を提出して審査に合格し、本学英米文学専攻博士後期課程を満期退学(退学の際に、残余期間6ヶ月以上必要)したのち、満期退学した年度の翌年度から3年以内に大学の定める「大学院博士後期課程の論文再入学に関する規程」に基づいて再入学し、博士論文審査を受ける。なお、論文再入学を申請するためには、『上智英語文学研究』および『サウンディングズ』以外のレフェリー付きの学会誌または学術誌に論文を1本以上出版していなければならない。
※2021年度生以降は、「博士後期課程の博士予備論文に関する内規」で記されているとおり、博士予備論文の審査に合格した後は、事前審査委員会の指導を受けながら課程博士論文を執筆する。論文再入学までの退学期間に中間報告を1回から2回行い、指導と助言を受けること。
※「事前審査委員会」の制度を厳密に適用するのは2021年度生以降である。ただし、2020年度生以前の学生についても、複数の研究指導委員が指導と助言を行う体制を可能なかぎり整備する。
- 用語
英語または日本語による。
- 長さおよび書式
英語による論文は、本文、注、文献表を含めて45,000語以上、日本語による論文は本文のみで120,000字以上とする。引証形式は、専門領域における学術論文の書式に従う。日本語による論文中に日本語以外の文章/語句を引用する場合は、和訳と原語を併記する。
- 要旨
英語による論文には、4,000字程度の日本語による要旨を添付する。日本語による論文には2,000語程度の英語による要旨を添付する。
- 試験
論文提出後の試験の日程については、提出者に個別に連絡する。
- 課程博士論文審査基準
(1) テーマ設定が明確であること。
(2) 研究対象分野における過去の研究史を理解し、これを踏まえた上で発見された研究課題であること。
(3) 顕著な独創性を持った知見を提示し、これにより学界に何らかの貢献をなすものであること。
(4) 論文構成が的確で、論理展開が明確であること。
(5) 言語表現が的確であり、形式と体裁に関する規定が守られていること。
2017年4月1日
2020年12月9日改訂
上智大学大学院文学研究科英米文学専攻