留学の制度
Q:留学制度にはどのようなものがありますか?
A:別のページで示したように、①交換留学(1学期間〜1年間)、②交換留学(英語集中コース)、③海外短期語学講座(夏期休暇中・春期休暇中)、④海外短期研修(夏期休暇中・春期休暇中)、⑤その他(一般留学など)、があります。
成績・資格
Q:交換留学に必要な条件は何ですか?
A:交換留学については、上智大学でのGPA2.8以上が必要です。その他の語学要件等については各大学により異なります。たとえば、UCLAに短期研修で行くことを希望する場合、TOEFL79以上が必要です。
Q:交換留学の選抜はどのように行われますか。
A:交換留学は、〈GPAの点数 + TOEFLのスコア + 面接点の総合点〉で決まります。GPA2.8という基準を満たしていて、TOEFLのスコアがそれなりに高ければ、交換留学協定校の希望優先順位は何校でも記入できますので、どこかには留学することができるはずです。
留学の支援体制
Q:留学の相談はどこにすればよいのでしょうか。また、留学時の生活面や精神面の変化などについても経験者から話を聞きたいと思っています。
A:留学については、まずは上智大学国際連携室に相談するのが良いと思います。国際連携室には、留学関連のあらゆる情報やデータが揃っていますし、交換留学の事務手続きはすべて国際連携室を通じて行われます。
英文学科でも、学生が交換留学に積極的に参加するよう、学科独自のガイダンスを開催して、留学経験者から、留学先の大学や国に関する話だけでなく、生活面や精神面で経験した変化などについても話を聞く機会を設けています。また、英文学科の教員はみな留学経験者ですから、教員にアドバイスを求めるのも良いと思います。
費用
Q:留学費用(生活費を含む)はどのくらいかかりますか。
A:交換留学の場合、120〜200万円かかると思われます。もし私費で留学する場合には、この金額に加えて、留学先の学費がかかります。
留学時期と卒業時期
Q:1年間留学しても、4年で卒業できますか。
A:2年次秋から3年次春まで留学する学生のほとんどは4年で卒業します。英文学科では、3年次秋から4年次春にかけて留学する学生がもっとも多いのですが、そのうち7割程度の学生が、就職活動の時期等を考慮して(希望する業種によって就職活動の時期は異なります)、自主的に5年間在籍することを選びます。
Q:留学して、もし大学に5年間在籍することになった場合、就職活動に不利に働くのでしょうか。
A:留学して5年間在籍することによるデメリットはまったくありません。とはいえ、留学の経験があれば就職に有利かというと、そういうわけでもありません。最近では留学経験をもつ学生は非常に多いので、むしろ企業側が重要視するのは、「留学先で何をやってきたか」だと言われています。
留学することの意義について
Q:留学をすれば誰でも流暢に英語を話すことができるようになるのでしょうか。
A:英語圏の大学に留学する場合、誰でも半年もすればリスニング力は飛躍的に伸びて、ネイティヴ・スピーカーが話していることをほとんど理解できるようになると思います。また、海外の大学の授業で課される読書量は非常に多いので、読解力も伸びます。当然、TOEFLやTOEFLのスコアも伸びてきます。ただし、〈話す力〉については自分で意識的に取り組まないかぎり、個人差がでてくることは否めません。
Q:留学をしないと英語の上達は望めないのでしょうか。英語を話して人とコミュニケーションをとることだけが英語を学ぶ目的なのでしょうか。
A:留学をしなければ英語の上達は望めないわけではありません。(もちろん、上記のように、海外の大学で勉強することによってリスニング力や読解力がある程度伸びることは事実ですが。)そしてもちろん、留学の目的は英語の上達だけでもありません。まずは自分の大学生活の目標や目的を考えて、さまざまな角度から検討してみるとよいでしょう。